<大学生必見!>塾講師バイトの個別指導の流れとコツとは?
大学生といったらお金が必要!
そこでお金を得るにはやっぱり『バイト』ですよね。
今回はバイトの中でも人気の高い「個別指導(1対1、1対2)の塾講師」について、授業の流れやコツなどを紹介していきたいと思います。
この記事の著者の私も、去年個別指導の塾講師バイトを始めたばかりで、毎回発見がたくさんあります。ここで紹介する内容は、そんな私や私の周りの友人の話を元にしておりますので、未経験の方にもイメージが湧きやすく、わかりやすいように解説できると思います。
一日の勤務の流れ
まずは、出勤から退勤までの流れを説明したいと思います。
授業開始15分前〜 出勤
自分がその日、担当する最初の授業が始まる15分前にバイト先に到着するようにします。
挨拶
教室に入るときには、他の講師の方や、自習している生徒などがいると思うので「あいさつ」は忘れずにしましょう。ここでの挨拶は「こんにちは!」や「お疲れ様です!」など、その塾に合わせましょう。挨拶しないと、生徒からの印象も悪くなってしまいます。塾講師において生徒からの「印象」は、信頼に関わり、授業の進行具合にも影響が出てくると言われているので気を付けましょう。
授業の準備
自分が授業を行う席が用意されてると思うので、そこで授業の準備をしましょう。
具体的には、
- 前回の授業の進行度の確認
- 今日行う授業の流れの確認
- 授業で使うテキストやプリントの用意
- 自分が使う筆記用具類は忘れてないかの確認
などなど。自分が授業をやりやすいように工夫してみましょう。
授業開始時刻〜 授業スタート
基本的な授業の流れは
- 宿題の丸つけ・復習
- 新しい単元の解説
- 解説した内容の演習
- 2と3の繰り返し
- 次回の宿題を出す・復習
こんな感じだと思います。
これを行う中で気をつけるべきポイントがいくつかあるので紹介します。
雑談を入れよう!
準備も整い、生徒も揃い、授業開始です!
しかし、授業が始まったからといっていきなり
「じゃあ今日はこのテキストの〜ページからやるよー。ここは・・・」
と話し始めるのはどうでしょう?
自分が生徒だと想像してください。授業の話しかしない先生って「つまらない先生」だと感じると思うし、これまでも感じてきたと思います。
そこで『雑談』を取り入れましょう。
でも、いきなり『雑談』と言われても何を話せばいいか困ると思います。そこで雑談内容の例を挙げると、
- 部活は何をやっているのか(→ポジションは?役職は?)
- 趣味や好きなことは何かあるのか
- 学校での生活や行事について
- 自分の最近あった出来事や自分についての話題
本当に雑談なんてなんでもいいんです。他愛のない話ができれば。
でも、特に初対面の生徒や内気な性格の生徒などはあまり自分のことを話したらがらないかもしれません。そこで、上の赤文字で挙げたように自分のことについて話して挙げるといいかもしれません。そのときに注意して欲しいのは、生徒が身近に感じられたり、イメージできやすいような話であること。生徒が全く興味のない話をしてもつまらないと感じられてしまいますからね。
もう一つ、雑談のタイミングなんですが、
- 授業の開始
- 生徒が問題を解き終わって切りのいいとき
- 授業の終わりぎわ
などがいいと思います。あとは解説をするときに少し軽い雑談を交えながらでもいいかもしれませんね。
解説を工夫しよう
教える教科が、国語であれ数学であれ英語であれ、生徒がまだ学校で習ってない範囲や苦手なところを教えることになると思うので、いかに「わかりやすく」解説するかがカギとなります。ではどのようにやればいいのか。いくつかポイントを押さえましょう。
- 図やグラフなどを使い、解説の話を可視化する
- 生徒が置いてきぼりにならないようスピードを上げすぎない
- たとえなどを使って、イメージしやすくする
- 読みやすさを考えた字で説明してあげる
こんな感じのものが挙げられると思います。
この解説で、この後の演習の出来が決まってくるので自分なりに伝え方を考えて見ましょう。
問題演習にも気を配る
解説が終わったら次はその範囲の定着のための問題演習を行います。
人によってはスラスラーと解き終わっちゃう生徒もいますが、途中で躓き、手が止まってしまう生徒が多いです。そこで先生は躓いた原因を聞き「一緒」に解明しましょう。
ここで、ただ一方的に教えるより、
「ここはこうだからどうなるんだっけ?」
みたいな感じで「一緒」に解いてあげることで身につきやすくなると思います。
また、生徒のレベルに合わせて問題のレベルも変えましょう。できる人に簡単な問題ばかりやらせても意味ないですし、できない人に難しい問題ばかりやらせても仕方ありません。その子のレベルを考え、確実にレベルアップできる問題を選びましょう。
宿題にも配慮する
毎回の授業の終わりに次回の宿題を出します。宿題の範囲としては、基本的にその日にやったところですね。授業の定着のためにやるので。
そこでまず気をつけるのが量です。
生徒は昼間は学校へ行って部活もやって、疲れて帰ってきます。宿題をやるとしたらおそらく学校から帰ってきてからだと思います。なので大量に宿題を出しても、時間が取れず中途半端になってしまします。逆に、少なすぎても授業の定着が不十分になってしまい、効率が下がってしまいます。何回かやるうちにその生徒にあった量を出せるようにしていきましょう。
次に難易度です。これは少しさっきの話とかぶるのですが、生徒の中には理解が早い人や、少し時間のかかる人など様々な生徒がいます。その様々な子達に同じレベルの宿題を出していては少し効率が悪いように思えます。先ほど述べたように、一人一人のレベルにあった問題を宿題にし、定着の効率化を図りましょう。
授業終了時刻〜 片付け
授業で使ったテキストやファイルなどを片付けましょう。講師たちの共用のものを使ったのであれば、元あった場所にきちんと戻しましょう。私物は忘れずに持ち帰りましょう。
塾によってはこのタイミングで、その日の授業の振り返りシートなどを書く場合もあります。丁寧な字で、間違いや書き洩らしのないように気をつけましょう。
次回の授業の流れの確認もこのうちに済ましておくのもいいかもしてません。
片付けが終わった時刻 退勤
さあ、本日の勤務は終了です。お疲れ様でした!
帰るときもしっかり「あいさつ」を忘れないようにしましょう。先生が帰るときには生徒はみんな帰ったあとで、講師陣しかいないと思います。この時の挨拶は
「お疲れ様です!」や「お先に失礼します!」などだと思います。
挨拶をして帰るまでが勤務です。最後まで抜かりのないようにしましょう。
こんな感じで個別指導の塾講師の一日は終わります。
今回は授業が1コマの場合の解説でしたが、もちろん2、3コマ目があるときは
- 準備
- 授業
- 片付け
の部分を繰り返すことになります。コマ数が多い時は、後半は疲れて大変かもしれませんが、最後まで乗り切りましょう。
塾講師のバイトを考えている方、これを見て参考にしていただければなと思います。